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増税せずに社会保険の改訂を [社会保障]

が生きて行く為に必要な掛りは全て自前(自助)が当然である。然し、病人や未成年や老人や障害者は他人の助けを借りず独力で生活する事が困難で有ったり、不可能であったりし、家族がカバーするにしても限界がある。其処で社会に他人同士互いに助け合う相互扶助(共助)の姿が自然の形で作られて来た。此の国では其の分野である社会保障費の内、失業、医療、介護、年金等は社会保険に依り賄はれる様に決められている。

国家を形成し運営して行くには他に多様な経費が必要であるが、其れ等を賄う為には所得の再配分機能を有する税が設けられ、収入の多寡に依り応分の納入が決められている。国家運営に係る諸々の費用は当然公金で賄われるべきであるが、失業、医療、介護、年金については相互扶助の意味合いを持つ社会保険で賄うべきであり、万一、これ等を公金で補わねばならぬ異常事態が想定されるなら、当然、社会保険を改訂しなければならない。社会保険を公金で補う事は相互扶助が成り立っていない事を証明している。然るに、其の改訂もせず無暗に税を投入し、財政を先進国中最悪にしてしまった要因の調査も分析もせず、又もやの増税で財政の再建を先延しする等は、良識ある政治家の為すべき事では無い様に思う。




菩薩様の名に恥じぬ研究を [原発再稼働と輸出]

原発再稼働を認め、輸出も検討するならば、冷却材ナトリューム噴出事故以来中断している高速増殖炉「もんじゅ」の試運転は躊躇なく再開しなければならない。原子力発電は燃料のリサイクルあって始めて核燃料の使用量及び使用済み核燃料の削減も可能になり存在価値が生まれる。燃料リサイクル無くしては廃棄場所のあても無い使用済み核燃料を無尽蔵に増やしてしまい、地球は人類の住めない星となり果てる。                                      既に「ふげん」を廃炉にし、又もや長期間放置して来た「もんじゅ」を再開するか否か今更検討するとは無責任極まりない。新型原子炉「ふげん」及び高速増殖炉「もんじゅ」命名時の推進派学者達の意気込みは何処へ行ってしまったのか?政府が中心となり我が国最先端の叡智を結集し、早期に核燃料のリサイクルを完成させるべきである。名を戴いた菩薩の名を辱める事の無い様に願いたい。米、仏は既に高速増殖炉の開発を中断していると云うが、ロシアでは「もんじゅ」の3倍の発電能力もあり冷却材に同じ金属ナトリュームを使用する高速増殖炉の試験運転に成功したとの情報もある。遅きに失した感もあるが、政府は原発を推進して来た責任上、国力を振り絞っても原発が安全でクリーンな電力の供給源となる研究を強力に推進し、世界に其の成果を公表する責務がある。万が一にも我が国が高速増殖炉研究を中断するならば、輸出は勿論だが此の国の原子力発電も即座に中断すべきである。そして、廃炉にする場合の計画と総費用を算出し国民に示し謝罪すべきだろう。この様な状況の中、例え平和利用と云われようが、新幹線輸出を考慮しようが、地球上で只一つの核爆弾被爆国である我が国がNTP加盟国以外への積極的な原発輸出の商談は無責任の誹りを免れないだろう。

*高速増殖炉は、原発の使用済み燃料から回収したプルトニウムを燃料として再利用する核燃料サイクルの中核を担う技術として期待されている。「もんじゅ」は発電しながら使用燃料の1.2倍の燃料を増殖するように設計されている資源小国にはもってこいの発電設備である。核兵器の原料となるプルトニウムを燃料として再利用する為核兵器以外にもプルトニュームの用途が生まれる。但し、冷却材として用いる液体ナトリユームの取り扱いが難しく「もんじゅ」の事故も其の為に発生した。(自然界にあるウランの99.3%はウラン238で核分裂し難く、核燃料とならない。高速増殖炉では使用済み燃料に多く含まれるウラン238に炉内で発生させた中性子を減速させず当て、核分裂の容易なプルトニューム239に変える。) 


本来の姿に [社会保障]

年金、医療、介護、等、我が国の社会保障は社会保険に基づいて構築されている部分が多い。其の社会保険が国民の実生活からあまりにもかけ離れた内容になっている。其の為に既に1000兆円を超す赤字国債を発行して補い、財政は先進国中最悪になっている。自公民3党合意による「社会保障と税の一体改革」案が取り入れられ、消費税は既に3%アップされ、20174月には更に2%が追加される予定だ。然し、今になって与党間で20174月の増税時に食料品の1兆円に上る低減税率を決定した。其れで既定方針の2020年のプライマリーバランスゼロは困難になり財政再建は夢と消えた。社会保険で社会保障費が賄い切れぬ状態が財政赤字の主要因で有る事は自明の理である。何故、増税など考える前に、社会保険と其れに伴う諸制度の抜本的な改革を手掛けなかったか。この様な「社会保障と税の一体改革」では財政債権は愚か社会保障も充実させる事は出来ない。唯々安直に増税し投入するだけでは社会保障の充実も財政再建も出来ない之ではとても改革などとは云えない。参院選を前に既定方針の財政再建迄も打ち捨ててしまうとは、目前の選挙だけしか考えない余りにもエゲツナイやり方でとても賛成出来ない。国民の幸せを護る良識ある与党の姿は何処へ行ってしまったのか?本来両極にあるべき革新政党等と共に与党を構成する事態、無謀で形り振り構わぬ姿が見え透いている。良識を取り戻して戴きたい。国民の幸せは”真摯に議論を戦わせ結論を得る”健全な国会運営から