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少子高齢化のスエ―デンに学ぶ5・6・ [社会保障]

5・何故?75歳まで働く社会の提言か

ラインフェルトは、年金給付の財政への圧迫に対する危機感のみから、75歳年金支給開始年齢の引き上げに言及した訳ではない。福祉の削減のみが発言の真意ではない。それ以上に、元気な高齢者にやりがいを持って働いて貰える社会を創ろうとの考えである。その為に、国民に「働く事の意識改革」を求めたのだ。ラインフェルト首相曰く「スウェーデンの平均寿命は延びる。現在生まれた人は、恐らく2人に1人は100歳位迄生きる様になるだろう。平均寿命が大きく変り、元気に働ける健康寿命も大幅に改善される。其の様な時代に福祉国家としてのスウェーデンを維持するには、国民の働き方を変えなければならない」

6誰もがやりがいを持ち働ける社会の構築を!

その為には、働く人達の多様なキャリアパスを受け入れる体制を整える事だ。例えば55歳で会社を辞めて次の20年の為に勉強をして再び新たな会社に入る。そうした事が当たり前になる社会を創ろうと云う事だ。国民が75歳迄働く事になれば、企業も55歳から75歳迄の従業員の活用方法を編み出すだろう。ラインフェルトは以上の様な考えで、年金支給開始年齢引き上げを提言したのである。スウェーデンは共生の社会である。人と人との繋がりを大切にしている「連帯」の国だ。定年退職してしまうと、多くの人は今迄の社会との繋がり、人との繋がりを失う事になる。定年制や公的年金制度は必然的に個人を社会から切り離してしまう制度だとも言える。国民の「連帯」と定年制、公的年金制度は、矛盾する。働く事を通して、人と人とが結び付きを強くする社会では、定年制、公的年金制度は必要ない。年金支給開始年齢を75歳に引き上げる提言内容を良く読むと、その様な彼の思いを読み取る事が出来る。

*以上は北岡孝義教授著『ジェネレーションフリーの社会』を私なりに抜粋し、読み起こしてみました。                     

福祉国家として確固たる地位を築いたスウェーデンの経済学者でもある前首相ラインフェルトは、高齢化社会に対応する年金制度の在り方を此の様に考え提言したのだと思う。我が国の年金制度改定を考えるにあたり参考になる提言でもある様に思う。


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ピンキィモモ

こんにちは。
nice!&訪問していただき、ありがとうございました。
by ピンキィモモ (2017-01-15 12:04) 

粋田化石

ご訪問有難うございます
私にはかなり身近な問題です
考えさせられました
by 粋田化石 (2017-01-15 12:19) 

すもも

ご訪問&niceありがとうございます。
by すもも (2017-01-15 21:57) 

旅爺さん

今は1番の厳冬期で寒いですね。
各地大雪ですが我家は暖房具類はフル稼働です。
by 旅爺さん (2017-01-16 17:50) 

いろは

こんばんは^^
年を重ねても健康でしたら働きたいですね。
今のお年寄りは80歳でもお元気な方が多いです。
私も来年は傘寿に...(^^;
by いろは (2017-01-16 17:58) 

green_blue_sky

ご訪問とナイス、ありがとうございます。
by green_blue_sky (2017-01-16 20:36) 

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